医学雑誌「関節外科 基礎と臨床 5月号」に大鶴院長執筆の論文が掲載されます

2022.03.01

メディア

4月19日刊行、メジカルビュー社 医学雑誌関節外科 基礎と臨床 5月号に、当院で院長を務める大鶴医師が執筆した再生医療についての論文が掲載されます。
 

論文の題名は「変形性膝関節症に対するバイオセラピ-におけるSYNAPSE VINCENTを用いた関節軟骨評価」。

変形性膝関節症に対する再生治療の効果を、MRIを用いた3次元での軟骨体積の評価を行い、示しています。
 

なかでも最も効果が見られたのがPRP-FDと培養幹細胞治療を組み合わせた治療です。

 
■PRP-FDとは?
PRP-FDとは、自然治癒の作用を持つ血小板が濃縮されたPRP(多血小板血漿)をさらに高濃度にしたもので、傷の修復に働く成長因子が、一般的なPRP療法の2倍以上含まれています。
治療効果としては、ひざ関節内や靭帯などに注射で投与することで自己修復能力を一時的に高め、痛みや機能の改善を図ることができます。当院では、ヒアルロン酸注射で改善が得られない変形性ひざ関節症の患者さまへの効果も確認済です。また、自分の血液成分なので、拒絶反応やアレルギー反応などのリスクが少ないことも特長です。

 
■培養幹細胞治療とは?
皮下脂肪から抽出した幹細胞を約1ヵ月培養し、ひざ関節に注入する治療です。幹細胞とは、さまざまな細胞に変化(分化)することができる「細胞の赤ちゃん」のようなもので、細胞の新陳代謝で重要な役割を担っています。この幹細胞が痛みの原因である炎症を抑え、組織の修復を促します。
 
当院の再生医療について詳しくはこちらをご覧ください。
膝の再生医療【デメリット/進め方/効果】
 
当院では、膝の再生医療の分野に特に注力しております。
ヒアルロン酸注射が効かないとお感じの方、「変形性ひざ関節症」と診断された方は、是非一度ご相談にいらしてください。