整形外科専門誌『関節外科』の特集を大鶴院長が担当しました

2020.03.31

メディア

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大宮ひざ関節症クリニックの大鶴院長が、メジカルビュー社から依頼を受け、当院の治療をまとめた原稿を執筆しましたことをご報告いたします。掲載は、整形外科最新のトピックを紹介する専門誌『関節外科 -基礎と臨床-』の2020年8月号の予定です。

 

テーマはエビデンス構築から社会理解の醸成について

特集は「幹細胞・PRP・衝撃波-Biologic healingのエビデンス-」ということで、それぞれのテーマに沿った全国のオピニオンリーダー10名の原稿で構成されます。

 

「Biologic healing」とは聞きなれない用語だと思いますので解説します。一般的に変形性膝関節症の治療は、初期は保存療法、進行期から末期にかけては手術治療の適応となることが知られています。しかし保存療法の効果がなく、手術治療の希望がない症例に対して行われるPRP-FD治療や培養幹細胞治療を総じて「Biologic healing」「Biologics」「Biotherapy」と呼び、近年新たな可能性が示唆されているのです。

 

今回大鶴院長が執筆したテーマは、「変形性膝関節症に対するBiologic healing専門クリニックの実際とエビデンス構築」です。当院の治療成績や、専門クリニックにおけるエビデンス構築から社会理解に至るまで、どのような取り組みを行っているかについてまとめています。

 

データに基づくより良い水準の医療を普及させるために

エビデンスの少ない自由診療の治療では、多くの症例から治療成績を統計し、学会や論文で広く共有していくことが大切だと考えています。なぜなら、データに基づく判断ができなければ、医師の主観や経験だけが頼りになり、医療の水準が医療機関によってまちまちになってしまいます。

世界中のどこででも、たくさんの患者さまが同じ水準で、PRP-FD治療や培養幹細胞治療といったBiologic healingを検討できる環境をつくるためにも、今後も国内外に新しいトピックスを積極的に発信してまいります。

 

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